起業のための
ファイナンス入門

FINANCE

1.財務諸表の意義

財務諸表は、決算書とも呼ばれますが、企業の経営状況(財務状況)を示す財務報告書類のことです。
財務諸表は、貸借対照表(Balance Sheet)、損益計算書(Profit and Loss Statement)、キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement)、株主資本等変動計算書(Statements of Shareholders' Equity)から成り、それぞれの英語の頭文字を取ってB/S、P/L、C/F、S/Sと表記されることもあります。

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財務諸表は一定の会計基準に基づいて作成され、会社法、金融商品取引法といった各法律に基づいて株主等の利害関係者に報告・開示されます(会社法では財務諸表のことを計算書類と呼びます)。株主や債権者からしてみれば、自身が投資や貸し付けた資金がどのように利用され、リターンを得られる見込みが十分あるかどうかを経営状況から判断したいと考えますので、一定のルールに沿って経営状況を開示する必要があるのは当然のことといえます。本稿では、特に貸借対照表と損益計算書に焦点を当てて説明していきます。

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